こんにちは。
アラサー半ばで会社を辞めて世界一周したziziです。
今回は、海外とくに東南アジアに行かれる方はぜひとも知っておいてほしい内容です。
それは【狂犬病】です。
私は、ベトナムのホーチミン旅行中に、猿に腕をひっかかれました(ToT)
その体験をもとに、狂犬病感染のリスクや対処法などを共有したいと思います。
- 狂犬病は致死率100%の恐ろしい感染症
- 狂犬病の症状
- 狂犬病の感染リスクのある国
- 狂犬病の恐れのある動物
- 狂犬病の対処法〜海外で動物に噛まれたら〜
- 私の場合:ホーチミンでサルに腕を引っ掻かれた
- 【まとめ】狂犬病は致死率100%の誰でも感染しうる恐ろしい感染症!
狂犬病は致死率100%の恐ろしい感染症
狂犬病は、犬あるいは動物だけの病気ではなく、人を含めた全ての哺乳類が感染し、発病すると治療方法がなく、悲惨な神経症状を示してほぼ100%死亡する極めて危険なウイルス性の人獣共通感染症です。
引用元:日本獣医学会
狂犬病は日本ではあまり馴染みのないものですが、感染すれば致死率100%の非常に恐ろしい感染症です。
世界での狂犬病による死亡者数は毎年約50,000人と推定されています。
狂犬病の症状
狂犬病ウイルスは、主に発病動物に噛まれ、唾液中に排出されるウイルスが傷口より体内に侵入することにより伝播されます。
発病すると、物事に極めて過敏になり、狂躁状態となって、動物では目の前にあるもの全てに噛みつくことになります。
その後、全身麻痺が起こり、最後は昏睡状態になって死亡します。
噛まれてないからといって油断はできません。
動物は前足を舐めることが多いため、私のように引っ掻かれたとしても感染のリスクはあります。
狂犬病の感染リスクのある国
出典元:厚生労働省検疫所
狂犬病は日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの一部の国々を除いて、全世界に分布します。
アフリカ、インド、中東、東南アジアが狂犬病のリクスが高度な国です。
ちなみに日本では、1950年に狂犬病予防法が施行され、犬に年2回のワクチン接種が義務付けられたところ、1956年の6頭の犬の発生を最後に、1970年にネパールで犬に噛まれた青年が帰国後発病死した1件を除き、今日まで発生していません。
狂犬病の恐れのある動物
『狂犬病』と聞くと、犬だけと思いがちですがそうではありません。
全ての動物から感染の可能性があります。
特に報告が多いのは、犬の他にネコ、コウモリ、サルなどです。
狂犬病の対処法〜海外で動物に噛まれたら〜
もしも渡航先で動物に噛まれたり、引っ掻かれたらしたら、すぐに傷口を石鹸と水(できれば流水)でよく洗い、消毒液で消毒します。
そして、できるだけ早く(噛まれてから24時間以内)病院でワクチンを打ってもらいましょう。
渡航先ではどの病院に行けばいいのかわからないと思います。
まずは宿泊先のホテルに戻り、傷口を消毒したのち、ホテルのコンシェルジュやスタッフに状況を説明し病院を紹介してもらいましょう。
私の場合:ホーチミンでサルに腕を引っ掻かれた
5/3 ホーチミン郊外の田舎のカフェで飼われていたサルが突然飛びかかってきて右腕を引っ掻かれる。
少量だが出血あり。
↓
ホーチミン市内のホテルで消毒
↓
5/6 帰国後、病院にて消毒
↓
5/8 九州大学病院にて暴露後ワクチン1回目接種
↓
その後、3日、7日、14日、28日、90日の6回のワクチン接種
↓
今に至る
サルに腕を引っ掻かれ、出血までしたにも関わらず、現地では消毒だけしかしませんでした。
狂犬病のことが頭をよぎりましたが、海外保険に入ってなかったこともあり、帰国後でもなんとかなるだろうという甘い考えだったのです。
これは本当に間違えです!
動物に噛まれたり引っ掻かれたりしたら、ただちに現地の病院でワクチン1回目を接種してください。
発病してからでは遅いのです。
私は6回の接種を終えて今生きてます。
先生には「ほぼ100%大丈夫」と言われました。
「ほぼ」であって「完全に」ではありません(>_<)
実際、噛まれてから7年後に発症した例もあります。
噛まれた場所によっても潜伏期間が異なるようです。
脳に近い場所を噛まれれば発症は早く、足など脳から遠い場所であればウイルスが脳に到達するまで時間がかかるため潜伏期間が長くなるのです。
帰国後に狂犬病について調べてたあと、顔面蒼白でした。
はっきり言ってワクチン接種中も生きた心地がしなかったです。
日本では馴染みのない病気だけに、予防接種をすることく海外へ行かれる方が多いと思いますが、一部の国を除いて誰でも感染の可能性のある恐ろしい病気ですのでぜひ心に留めておいてください。
ベトナムでの狂犬病発生は、主にメコンデルタ地域とのことです。
前回ご紹介したメコン川クルーズもメコンデルタ地域ですので、日本人も多く訪れる場所であると言えます。
また、東南アジア諸国、発展途上国では野良犬を見かけることがよくあります。
狂犬病を発病している犬は、行動が攻撃的で、よだれをダラダラと垂らしていることが多いそうです。
狂犬病が多く発生する国では、ワクチン接種も日常的なので比較的多くの病院でワクチンを持っているらしいです(日本では狂犬病ワクチンを所持している機関が限定されているかつ、すぐに用意できないことも多い模様。)
なので、現地の医療機関で暴露後ワクチン1回目を打ち、帰国後に2回目以降のワクチン接種をするようにしましょう。
参考までに、私がワクチン接種したのは
です。
【まとめ】狂犬病は致死率100%の誰でも感染しうる恐ろしい感染症!
✅海外では動物に近づかない、むやみに触らない、を徹底する
✅万が一、噛まれたらすぐに消毒→現地の病院へ
✅帰国後、専門医に相談
✅狂犬病リスクの高い国へ渡航する場合、出発前にワクチン接種を検討する
狂犬病ワクチン接種で実際にかかった費用や保険適用についてはこちらにまとめています。
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◎この記事を書いた管理人