こんにちは。
旅好きアラサー女子の世界一周ブログを運営しているziziです。
先日始まったばかりの
『アートアクアリウム@熊本城ホール』
に行ってきました!
私たちの身近な存在の金魚ですが、その歴史は古くただ可愛いだけじゃない生体であることがわかったのでレポートします。
熊本アートアクアリウム城
出典:アートアクアリウム公式サイト | ART AQUARIUM Official Site | 金魚の美を愛でる全く新しく涼しい『アートアクアリウム』空間
『アートアクアリウム』初の熊本開催となる、会場のテーマは「復興」
屋内展示としては過去最大の展示面積を誇る〈熊本城ホール〉で、これまでにはないスケールで展覧会を開催いたします。
江戸時代の豪商がガラスの水槽を天井に作り、金魚を見上げて観賞していたという伝説を現代に蘇らせた構想期間5年にもおよぶ作品〈天井金魚〉など、九州初公開となる作品も登場し、いままで体験したことがない『アートアクアリウム』の新たな世界観をお届けいたします。
開催期間
2019年11月2日(土)-2020年1月13日(月・祝)
※12月31日(火)のみ、休業
開催時間:月-木曜日 11:00-20:00(最終入場 19:30)
金曜日 11:00-22:00(最終入場 21:30)
土曜日 10:00-22:00(最終入場 21:30)
日曜・祝日 10:00-20:00(最終入場 19:30)
チケット
おとな(高校生以上)1,200円
こども(中学生以下)800円
会場へ潜入
出典:アートアクアリウム公式サイト | ART AQUARIUM Official Site | 金魚の美を愛でる全く新しく涼しい『アートアクアリウム』空間
まず、皆さまに申し上げたいのは、金魚はアートになるということ。
億単位の費用がかけられているであろう大掛かりな巨大な水槽の中で、ゆらゆらとうごめいている無数の物体。それは全て金魚。
赤やピンクやブルーのライトに照らされて妖艶と水中を漂う様はどこかエロティック。
大きなクリスタルかのような多角形に象られた特注の水槽。
よく見れば家紋が浮かび上がっています。
由緒正しい金魚でしょうか。
これといった由緒もくそもない我々庶民がクリスタルに張り付きます。
「わー、すごーー」
「ちょっと気持ちわる」
庶民の愚言を涼しい目で見やりながら悠然毅然と泳ぎます。
皆様に申し上げたいのは、金魚の祖先はフナであるということ。
フナの突然変異を人為的に選択し、観賞用に交配を重ねた結果生まれた観賞魚、それが金魚の正体なのです。
こちらのネオンカラーの金魚もそのような人間の都合で品種改良されたのでしょうか。
真っピンクの金魚がミラーボールがごとくチラチラ輝くビー玉の中で踊っている。。
あぁ、、なんだか目眩がしてきました。
この色彩、この彩度、コントラストMAXに引き上げた感じ。。
あ、わかった。蜷川実花さんの世界観だ。。
次から次へとやってきてはカメラを向ける我々を、同じくカメラのような目玉でぎょろりと見つめる出目金のみなさん。
じっと見ていると、何か心の中に語りかけてきているような気がしました。
「ボクタチニハ、クライカコガアル、、、、」
中国では、金魚は皇帝・皇族や貴族に愛玩されてきました。
このため中華人民共和国成立後の文化大革命においては「旧文化」として非難や破壊の対象となり、生産・流通・飼育とも壊滅状態。
生産者や関係者は帝国主義者として吊るし上げられ、養魚場も次々と破壊されたと言います。
金魚も大量に殺され、中でも貴重な系統の親魚が多く失われたことから金魚生産は回復不能なほどの大打撃を受け、その歴史は断絶するという悲しい過去があったのです。
日本では明治維新後、犬や猫とともに家庭において飼育される典型的な動物の一つとなりました。
学校の池などでの飼育も始まり、中国からの移入や新品種の作出なども盛んになりました。
太平洋戦争中は「金魚を飼っている家には爆弾が落ちない」という流言が東京中に拡がり、人々は争って金魚を求めたそうです。
しかし戦争中であり、生きた金魚の入手は不可能に近く、陶器で作られた金魚のおもちゃが飛ぶように売れました。
金魚カフェ
館内には「金魚カフェ」が設置されています。
そんな暗い歴史をもつ金魚のことを知ってしまった手前、ではここで一杯♫な気分にはなりません。
メニューです。
インスタ映えを狙ったとも思えない中途半端なカクテルが並びます。
一押しは、チョコミントアイスにタピオカらしきものを二つ乗せた「でめチョコミン」
流行りのタピオカを使って何かできないかと苦肉の策で生まれた感満載の一品です。
ちなみに、17時以降は「ナイトアクアリウム」になるそうです。
どこぞのDJがきて熊本の夜を、エンタテインメント性高く、煌やかに彩ります。
金魚神社
さて、いよいよアートアクアリウム城も終盤です。
何やらお祭りのような仰々しい雰囲気。
金魚を祀った神社です。
「金魚の美」と書かれた提灯に挟まれてお賽銭箱がうやうやしく置かれています。
その奥には、真っ赤にライトアップされた巨大金魚鉢から聖水のごとく水が滴り落ちています。
第六感を刺激するBGM。
太鼓や笛のリズム。
金魚。金魚。金魚。。。
ネオンカラーのライトを浴び続け、金魚カクテルで朦朧とした庶民たちが、吸い込まれるようにお賽銭箱に小銭を投げ入れていました。
ここでお祈りすれば、一生金魚に困ることはないと言われています(諸説あります)
出口までの通路は、江戸時代の豪商がガラスの水槽を天井に作り、金魚を見上げて観賞していたという伝説を現代に蘇らせた構想期間5年にもおよぶ「天井金魚」にてフィナーレです。
金魚はいつのまにか我々人間より上の存在と化していました。
金魚は、もう、いちばん身近な可愛いだけの生き物ではありません。
お土産コーナー
金魚にまつわるアイテムを全国から寄せ集めたお土産コーナー。
買うものはありません(感じ方には個人差があります)
熊本城ホールの駐車場
熊本城ホールの駐車場は高いです。
最初の1時間600円、以後1時間ごとに250円かかります。
我々は何も考えずに止めてしまい、3時間で1100円も没収されてしまいました。
帰りしなに、近くのコインパーキングをチラ見したらめちゃ安かったので、車内から撮影しました。
30分100円なので3時間で600円で済んだ、と言うことです。
悔しすぎます。チックショーーー!!!
行かれる方は、周辺のコインパーキング利用をオススメします。
アートアクアリウム城@熊本に行く前に腹ごしらえするならココ
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zizichan1103.hatenablog.com
金魚が飼いたくなったら
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それではまた次回よろしくどうぞ(^^)
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