こんにちは。
旅好きアラサー女子の世界一周ブログを運営しているziziです。
本日より突然始まった【旅の小話】
大したことじゃぁないんだけど、なんだか妙に印象に残っている、道中体験した妙な出来事や妙な出会いについて書き散らしていくシリーズです。
アクセス、キーワード、SEOなど金儲けに付随するもろもろのなんやかんやは度外視でお送りします。
記念すべき第一回は、タイのランパーンでの小話。
第二回が更新されなかった暁には、アクセスが少なかったんだなとお察しください(結局アクセス気にするのが私のいいところ)
それでは始まり始まり。
旅の小話①僧侶とベンツと私の煩悩
〜この話は2017年10月、タイを三週間かけて南のバンコクから北のチェンライまで旅した際の出来事である〜
タイと言えば、バンコク、アユタヤ、チェンマイあたりが有名観光地ではあるが、チェンマイの手前ランパーンという町に立ち寄ることにした。
ランパーンはチェンマイのちょっと下あたりに位置する。
政治、経済、観光、ビジネスと飛ぶ鳥を落とす勢いで成長するメガシティのバンコクや、タイの京都と呼ばれる古都チェンマイは日本でも馴染み深い都市であるのに対し、ランパーンは観光客がほぼゼロに等しいマイナーな地方都市である。
実際、わずか2泊の滞在ではあったが、ランパーンで日本人を見かけることはなかった。というか、中国人や韓国人も見かけなかった。
そんなマイナー都市ランパーンになぜ来たのかと言うと、ワットプラプッタバートプーパーデーンという、815メートルの断崖絶壁にそびえ立つ世にも美しい寺院があると知ったからだ。
ワットプラプッタバートプーパーデーン
声に出して3回続けて言ってみてほしい。
噛まずに言えた?言えない?どうでもいい。
ワットプラプッタバートプーパーデーンは、タイ政府観光庁から『タイの絶景ベスト10』に選ばれた知る人ぞ知る見どころスポットなのである。
タイ政府お墨付き、と言うわけだ。
断崖絶壁の美しき寺院とは一体どんなところなのか。
まずはこちらをご覧いただきたい。
วัดเฉลิมพระเกียรติพระจอมเกล้าราชานุสรณ์ อ.แจ้ห่ม จ.ลำปาง (วัดพระบาทปู่ผาแดง)
この動画を見た瞬間、これは我が目で見ないと一生後悔するぞと直感した。
調べてみれば、地球の歩き方にも載っていない上に、行った人のブログも皆無。
心がざわついた。
神様、私に行けるもんなら行ってみろ、と試されているのですね。
承知しました。アラサー旅人、どこまでできるかチャレンジして来ます。
〜ランパーン二日目〜
ランパーン市内からソンテオという乗り合いの軽トラックで2時間。
ソンテオは地元民で満員御礼であった。
山の麓の中継地点からトラックに乗りかえて3キロほどガッタガタの山道を登っていく。
案内板はタイ語オンリーである。やはり観光客はこないのだ。
ここからは徒歩で寺院まで向かうことになる。
階段を登る入り口にやってきた。
何やら不吉な予感しかしない黄金バットを携えた赤い鳥みたいな化け物と注意書き。
心臓の弱い方や体力に自信のない方はこの先登るべからず的なことが書いてあるのだろうか。
一文字も読めないので無視して進む。
800メートルほど、ところどころ腐敗して崩れそうな不安定極まりない階段を永遠と登る。
これがまぁ想像通りきつい。
喘息持ちの私にはかなりの苦行であった。
汗もだくだく、なんとか登りきるとご褒美の絶景が待っていた。
観光客は噂通りタイ人オンリー。
そのタイ人すら少なくて、美しい景色をゆっくり独り占めできたのがよかった。
天国に近い場所まで来たかのような神聖な気分を味わいながら、なんちゃって瞑想してみたりヨガのポーズを取ってみたりと、一人だからこそできるテキトーな遊びを思いつく限りやってみる。
そのうち本当に誰もいなくなってしまった。
天下一武道会が始まりそうな馬鹿でかい鐘も鳴らし放題なのである。
一生分、いやそれ以上の鐘を無駄に鳴らしてやった。
さて、瞑想や鐘つきにも飽き、十分満喫したので下山。
いつものことだが、行きは事前に調べる事でなんとか目的地にたどり着けるのだが、帰りはどうやって帰れば良いのかわからないことが多い。
麓の中継地点でうろうろしながらどうしたものかと悩んでいると、オレンジの一枚布をさらっと纏ったいかにも徳の高そうな僧侶が突然目の前に現れた。
「市内まで行くなら乗っていきなさい」
おそらくそう言った。
タイ語だったのか英語だったのか今となっては覚えていないが、その時は瞬時に僧侶の言葉が理解できた。
僧侶の目線を追うと、お付きの人が運転している、いかにも徳が高そうな黒塗りのベンツがスーっとやってくるではないか!
これいくらなの?え、ただで乗っていいの?
エアコン効いてそうだし。ラッキーかも?!
いやいや待てよ、そんなこと言って別のとこ連れてかれるかも?
僧侶の格好した、ただの変態すけべジジイかも?!
わずか数十分前に、タイで一番高い場所にある神聖な寺院で身も心も清めたはずであるが、すでに己の脳内は煩悩でいっぱい。
イエスともノーとも言わずモタモタしていたら、僧侶を乗せたベンツは音もなくスーっと走り去ってしまった。
結局、チケット売り場のおばちゃんの協力のもと、ソンテオを呼んでもらい無事町まで帰ったのだが、あのとき僧侶のベンツに乗っていたらどうなっていたのかなー、と今となっては悔やまれる。
余談だが、中継地点の売店のおやじが、僧侶が来るなりキンキンに冷えたミネラルウォーターをうやうやしく僧侶に差し出していた。
僧侶は「うむ。よろしい」と言わんばかりに当然のように受け取り、ゴクゴクと飲み干していた。
ベンツだし、儲かってんだろうな(・ω・)
黒光りしたベンツに僧侶の鮮やかなオレンジが眩しい、そんなランパーンの昼下がりだった。
おしまい。
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