こんにちは。
旅好きアラサー女子の世界一周ブログを運営しているziziです。
インドネシア2週間旅のハイライト。
クレイジージャーニーでも紹介された、インドネシア・タナトラジャの葬儀「RAMBU SOLO'(ランブソロ)」を見学しました。
日本から現地ガイドさんとアポを取り、葬儀会場を案内していただきました。
本記事では実際のランブソロの様子をレポート。ランブソロのツアー、現地ガイドの手配方法、料金、服装、寄付、注意点なども解説。ぜひご参考ください^^
※当記事の情報は2025年7月時点です。情報は随時変更の可能性がありますのでご了承ください。
本記事に記載の内容は現地ガイドの英語を私が聞き取って翻訳したため、解釈が間違っていたり正確ではない可能性もあります。参考程度にお読みください。
- タナトラジャの葬式「ランブソロ」スケジュール確認方法
- タナトラジャお葬式ランブソロ見学方法
- タナトラジャ観光スケジュール
- 【体験談】タナトラジャのお葬式ランブソロ見学してみた!
- 【インドネシア旅行】お役立ち情報
タナトラジャの葬式「ランブソロ」スケジュール確認方法

タナトラジャのお葬式は7月〜9月がベストシーズンと言われています。
葬儀のベストシーズンってなんやねん!って感じですが、この時期はトラジャ族の生業である農業が閑散期であること、雨が少ないこと、子供たちが長期休みに入ることなどからお葬式が集中するのだそう。
実際に私が滞在した7月下旬は、連日葬儀が開催されている感じでした(ただし日曜を除く)
葬儀のスケジュールは、上記インスタアカウント「VISIT TORAJA UTARA」にて確認できます。ただし、直近1週間のスケジュールしか出ないんですよね...。
7月〜9月に行く場合は、日曜を除く平日に2.3泊すれば何かしらの葬儀が開催される可能性高いです。それ以外の時期は事前に問い合わせるか、以下で紹介するツアー会社経由で参加するのが確実だと思います。
タナトラジャお葬式ランブソロ見学方法
ランブソロを見学する方法ですが、ツアーに参加するか現地ガイドと一緒に行くのが一般的です。
ランブソロの開催場所がわかれば、バイクをレンタルしてガイドをつけずに個人で行くこともできなくはないです。が、現地の伝統やマナーがよくわからないまま何か失礼なことがあってはいけないし、トラブルになる可能性もあるためおすすめできません。
私が参加したお葬式には、他にも欧米観光客がちらほらいましたが、彼らは全員ツアー参加してるグループ客でした。個人で来ていると思われる観光客はいませんでした。
ツアーに参加する
以下は私が調べた限りの情報です。
日本語で予約可能なサイトは
- BEWISH TOUR(ジャカルタ発着)
- Five star club(羽田発着)
英語ガイドの現地ツアーは
など。
日本語サイトはジャカルタや羽田発着となるため、バリ島やコモド島も行きたかった私は却下。
現地ツアーは申し込み方法がよくわからない、支払いの問題などがありめんどくさくて却下。
現地ガイドを手配する
ネットの海を彷徨ったところ、個人で現地ガイドさんを手配してランブソロに参加された方のブログを発見。10年以上前の記事でしたが、文章中のヒントを頼りに探し出し、直接WhatsAppで連絡を取りました。
ガイドの名前はマルコスさん。彼のオフィスは上記マップの「Bagus Tourist Information Center」です。バイクのレンタル業もされてます。


マルコスさんのWhatsAppの連絡先です(掲載許可済み)

タナトラジャに行く日程、行きたい場所を明記し、送迎とガイドをお願いした場合いくらですか?と尋ねたところお返事をいただきました。
料金は、1日あたり1人〜2人までガイド料とバイク代で800,000ルピア(7,250円)
各観光スポットの入場料やランチ代などは含みません。
地球の歩き方には1日英語ガイド75万ルピア〜、となっていたので妥当な料金設定だと思います。
バイクは自分で運転するか、マルコスさんのバイクに2ケツのどちらかになります。私は自分で運転するの怖かったので2ケツすることに。1日で上記スポット全てを回ることは不可能なので、2日間のガイドをお願いしました。
- 1日目はタナトラジャの南部の観光スポットを回り、2日目は北部のスポットを回る
- 葬式は直近にならないとその規模感がわからないので、私がランテパオに到着してから決める
以上を渡航前にマルコスさんと打ち合わせしておきました。
ガイド料の支払いは、マルコスさんの銀行口座に振り込みか、現地現金払い。カードでの支払いはできません。
あと、マルコスさんは日本語は喋れませんので英語ガイドとなります。
ゆっくり丁寧にわかりやすく解説してくださって、彼にお願いして本当に良かったです。日本のお客様大歓迎とのことなので、気になった方はぜひ連絡してみてください^^
タナトラジャ観光スケジュール
マルコスさんと実際に回った場所と順番は以下の通り。
<1日目>
- ランブソロ見学
- ケテケス(Kete Kesu)
- レモ(Lemo)
- Baby Grave Tree
- タンパン・アロ(Tampang Allo)
<2日目>
- ロンダ(Londa)
- Jesus Christ Blessing Statue
- ボリ(Bori)
- バトゥトゥモンガ(Batutumonga)
- ロコマタ(Lo'ko Mata)
- サダン村(Sa'dan)
タナトラジャの観光スポットをほぼ制覇した感じ。走行距離ハンパなかったです。
山道はほぼオフロード!凸凹の道をバイクで行ったからお尻が痛い痛い。
というわけで前置きが長くなりましたが、ランブソロの様子をお伝えします!
【体験談】タナトラジャのお葬式ランブソロ見学してみた!

朝9時、宿泊していた「Riana homestay」にマルコスさんが迎えにきてくれました。
実はこの日の朝4時半にランテパオに到着していた私。マカッサルから夜行バスで9時間かかりました。バス降りたところにマルコスさんが来てくださって、宿まで送ってくれたんです。早朝5時に宿に到着。当然門は開いてなかったのですが、マルコスさんがドンドン叩いてくれてオーナーが出てきて入れてくださいました(ありがたや)
その時に、マルコスさんに2日分のガイド料をお支払い。そして聞かれました。
「今日、大規模のランブソロがあるけど行きますか?」と...
長距離移動でクタクタだった私ですが、これを逃すと大規模な葬儀はしばらくないとのことでイエス!と返事しました。宿のリビングで3時間ほど仮眠させてもらっていざ出発。


バイクで走ること20分ちょっと。お葬式の会場に到着。
服装と寄付


葬儀を見学する際の服装は、黒っぽい服で。現地の参列者の中には黒以外の方もちらほらいました。絶対に黒じゃなきゃいけないということはないようですが、黒やグレーのTシャツとズボンとかでOKです。
また、親族への寄付としてタバコか現金をお渡しします。私は現金にしました。マルコスさんが持ってきた封筒に20万ルピアを入れて、親族の方にお渡ししました。
まるでお祭りのような葬儀会場

会場には続々と人が集まっています。
司会の男性の声がスピーカーから大声で鳴り響きます。参列している親族の名前を読み上げて「ようこそお越しくださいました^^」と歓迎のスピーチをしているのだとか。
その喋り方がまるで音楽フェスのDJみたいなの。日本の静まり返ったお葬式しか知らない私にとっちゃぁ「え?本当にここ葬儀会場?!」と早くも戸惑いました。

広場には、船をひっくり返したような形が特徴的なトンコナンと呼ばれるトラジャ地方の伝統家屋が立ち並んでいて、手前のトンコナンには重要な人(偉い人)が座るのだそう。
みなさんピーチクパーチクおしゃべり。遠方から親族や故人とゆかりのある方々が集まるとあって「久しぶり〜!」みたいな感じでみんな笑顔。
お葬式にこんなこと言うのもアレなんですが、楽しそう、なんです。噂では聞いてたけど本当にお祭りみたい。


会場でマルコスさんの説明を聞いていると、親族の方に招かれて、ジュースやお菓子を振る舞ってくださいました。故人と全く関係のない見ず知らずの外国人を当たり前のようにもてなしてくれるお葬式なんて前代未聞。
死ぬために生きるトラジャ族


この日は、こちらのおばあちゃんのお葬式でした。本人にそっくりの等身大の人形は、今にも動き出しそうなほどリアル!
1年前に90歳で亡くなられたそうです。
1年前に亡くなった方の葬儀が今?!
日本では考えられませんよね。
"死ぬために生きる"トラジャ族にとって、お葬式は人生最大のイベント。盛大な葬儀をするためには莫大な費用がかかります。その費用が貯まるまでご遺体は腐敗防止処理を施して自宅に安置しておきます。
葬儀が執り行われるまで、故人は「死人」ではなく「病気の人(ただ寝てるだけ)」という位置づけ。家族はご遺体に向かって毎日話しかけるし、食事もお供えするそうです。
家で安置する際は、神聖な方角とされる南もしくは西に置くのだそう。長いと10年以上安置されることもあると言うから開いた口が塞がりません
その間に他の家族が亡くなると、合同で葬儀することも。
トラジャ族の死生観では、葬儀が完了して初めて“本当の死”とされるんです。
生贄となる水牛と豚

トラジャ文化では、水牛は死者の魂を"天国に運ぶ乗り物"と信じられています。
立派な水牛が何頭も会場内を練り歩いていました。これらは全て生贄となる水牛。
1頭100万円以上するそうで、色や模様の入り方でプレミアがついて値段が高くなり、特にアルビノ水牛は1頭1,000万円以上することも。
お金持ちや権力者ほどランブソロの規模は大きくなり、時には百頭以上の水牛、千頭以上の豚が捧げられることもあるとか。
このお葬式の費用はおそらく1,000万円〜2,000万円レベルだろうとマルコスさん。

みんなが飲み食い談笑しているすぐそばで、豚さんが足を括り付けられた状態で横たわってました。自分の運命を察しているのか「ブオーンブオーン」と悲しい雄叫びをあげていたのが印象的でした...。
動物を生贄にするのは、天国ではみんな平等に過ごすため。その役目を動物が果たしてくれるのでたくさん捧げた方が良いのだそうです。

豚や水牛はその場で屠殺され、すぐに解体されて参列者に振る舞われます。上記は豚をバーナーで炙っているところ。ちょっと強烈だったのでぼかしました。
欧米人観光客は「オゥマイガー...」と顔を背けてましたが、現地の方々は当たり前の光景のためか全く動じず。

日本で普段暮らす私にとっては、生贄葬儀はかなりセンセーショナルな体験でしたが、しんみりさせないどころか明るく楽しい雰囲気だったのが救いでした。
上記は故人の親族の子供たち。色鮮やかな伝統衣装で、女の子たちは綺麗にお化粧してもらってました。笑顔で写真撮影にも応じてくれます。
伝統音楽と合唱

参列者の人数はざっと400〜500人くらいはいたんじゃないかな。
故人のご友人や関係者のみなさんが、スラウェシ島からはもちろん、ジャカルタや他の島からはるばるやってきているそうです。

子供たちが竹の楽器で演奏。
【音注意⚠️】
— zizi@旅人主婦ブロガー (@zizi36015838) August 26, 2025
タナトラジャのお葬式『ランブソロ』の会場。こどもたちの素朴な演奏と、まるで音楽フェスかのような司会のスピーチが対象的。#インドネシア #南スラウェシ #ランテパオ #トラジャ族 pic.twitter.com/uG1XavVc6I

タナトラジャのお葬式『ランブソロ』の会場。参列者が輪になって合唱。#インドネシア #南スラウェシ #ランテパオ #トラジャ族 pic.twitter.com/EiOW5MZBG7
— zizi@旅人主婦ブロガー (@zizi36015838) August 26, 2025



驚きなのは、大きな葬儀は5〜7日かけて行われるのだそう!
この日も午前と午後の2部制のようで、私たちが帰ってる時、午後組の方達が続々と会場に来てました。私たちは2時間ちょっと滞在した後、次の目的地へ向かいました。
観光客は自由に退場していいようです。
ランブソロの見学を終えて

ある程度予習してはいたものの、実際のランブソロを目の当たりにして想像以上にカルチャーショックを受けました。
「早く葬ることはむしろ失礼」にあたるというトラジャ族の考え方。日本では亡くなったら、通夜・葬儀・告別式と流れるように、それこそ悲しむ暇もなくあれよあれよと事が進んでいきます。
どちらが正しいとかはありません。日本のしんみりしたお葬式が当たり前と思っていた私にとっては、みんなが笑顔でワイワイと楽しい雰囲気で故人を送り出すランブソロにただただ驚き「そんな考え方や価値観もあるのか」と目から鱗な体験でした。
「死ぬために生きる」この死生観も心に深く刻まれました。どうしても他人と比べて羨ましがったり妬んだり、生きてる価値は?生きる目的は?と探して勝手に落ち込んだり絶望しがちですが、死ぬために生きてる、なんだ単純なことじゃないかと気付かせてくれたような、そんな思いになりました。
なんかうまくまとまりませんが、タナトラジャまで来てよかった。世界は広いようで狭く、狭いようでやっぱり広い。新たな気づきに胸がいっぱい。
ご先祖様に感謝しながら私も力強く生きよう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ランブソロの後はケテケス・レモへ👇
\\タナトラジャおすすめ宿//



「Riana homestay」は、観光の拠点になるランテパオの北東にあるゲストハウス。
早朝5時に到着したにも関わらず入れてくれた優しいオーナーさん。オーナーの娘さんとはおしゃべりが弾んで楽しい滞在でした。
ダブルルーム1泊朝食込みで1,400円ほどと脅威の安さ!
\空室状況をチェック!/
【インドネシア旅行】お役立ち情報
持ち物について
インドネシア旅行に持ってってよかったものを紹介します。
日焼け防止マスク
インドネシアはオフロードが多くて、バイタクに乗ってると砂埃がすごかったです...。日焼け防止マスクを着用してましたが、砂埃も防げて一石二鳥でした。
蚊除けグッズ
蚊対策は万全に。インドネシアでは蚊を媒体してデング熱に感染することがあります。どこでもベープをリュックに吊るしてました。そのおかげかほとんど刺されませんでしたよ^^
持ち物の詳細はこちら👇
海外旅行保険について
万が一に備えて海外旅行保険は必ず加入しておきましょう。
インドネシアで病院に行ったり、交通事故等に巻き込まれたり怪我する可能性はゼロではありません。
お手持ちのクレジットカードに保険が付帯しているか確認を。
私はいつもエポスカードで賄っています。
自宅から空港までの交通費等をエポスカードで支払うだけで海外旅行保険が適応となるのでおすすめ。年会費は永年無料です。
\海外旅行最強カード/
通信について
デンパサール国際空港ではフリーWiFiあったものの、なぜか繋がりませんでした。
街中のフリーWiFiはなく、宿のWiFiも遅いところが多かったです...しっかりネット環境を整えてから出国した方が◎だと思いました。
ネット通信はHolaflyのeSIMがおすすめです。
- SIMカード不要でなくす心配なし
- 日本で事前設定→現地でネットが即開通
- レンタルWiFiみたいに返却・充電の手間なし
とメリットしかない!
バリ島、コモド島、ラブアンバジョ、マカッサル、ランテパオ、タナトラジャで問題なくネットできました
- インドネシアでデータ使い放題!
- 24時間日本語サポートあり!
ネットワークは大手TELCOMSEL回線だったので速度も問題なかったです。
何より「データ使い放題」なので、残りデータ量を気にせずガンガンネットできるので旅に集中できました^^
\インドネシアでデータ使い放題!/
\ブログが本になりました/
「インドネシア トラベルガイドブック」は、バリ島、コモド島、フローレス島、スラウェシ島の魅力や観光スポット、食事や買い物アクティビティなど写真盛りだくさんの全194ページ!
各島の基本情報(お金、両替、通信、交通)、モデルコース、コスパ◎の宿、おすすめインドネシア土産、コモド島ツアー、マカッサル市内・郊外観光、スラウェシ島の秘境タナトラジャの観光スポット、トラジャ族の葬儀レポ、治安、持ち物など最新情報が満載! Kindle unlimitedなら無料でお読みいただけます。
それではまた次回よろしくどうぞ(^^)
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